秋の夜長に勝手に石見神楽を解説しようじゃないか。

島根西部の伝統芸能・石見神楽を妄想と主観で解説してます。ビギナー向け。

#出雲大社のまわり方 初めてのお参り編

なんか忙しくて半年ぶりにブログを開きました私は元気です。

そろそろブログ始めて一年経ったな~と思って久々にブログチェックしましたところ、「KAGURA姫」が全国ネットで再放送し、朝ドラわろてんかもスタートしたおかげでアクセス数がえらいこっちゃになってた…!!いや~、葵わかな様々でございます!さすがはマイネ王!!

これからはわろてんか感想ブログとして生きて行けってことなのか…?とも考えましたが、毎日更新するのは大変なのでやめました。(自分に甘い。)ともあれ、葵さんはマジで朝ドラ顔だな~こりゃ朝ドラやっちゃうな~っ思ってたので、毎朝お顔を拝見できて嬉しい限りです。最後まで無事に演じ切ってもらいたいな!!応援してます!!

 

さて、私はというと神楽オフシーズンでブログ書く気が起きぬうえに(と言ってたらシーズンが過ぎた)、宝石の国の住人になったり、少女時代が5人になったり、社交ダンスを始め損ねたりしている間に、波よ聞いてくれ」の主人公・ミナレちゃんに喋り方と思考回路が激似だと周囲の人間に言われまくり、ラジオDJになろうかなと決意した次第です。踊れるDJ、神楽オタをどうぞよろしくお願いします。

とは言ってもですね、実はオフシーズンを利用して前々から書きたいと思っていた神社や神話ゆかりの地について取材(※ただの観光)や現地調査(※ただの観光)をしておりました!やっぱ島根県民が紹介するんだから気持ち悪いくらいディープな記事にしないとね!ってハードルぶち上げたせいでなかなか日の目を見れなかったんですが、やっと良い写真やネタが集まってきたので、ぼちぼち記事にしていきたいです。

 

第一弾は出雲大社です。

 

ってお~~い!!!すでに神在祭始まってんじゃねぇかよぉぉぉおお!!!

や、もうほんとね、この記事も書き始めてから1ヶ月くらい経ってますからね、、、今年は全然更新してなくて反省です。。。

と言うことで(?)、神在祭についてはこのリンク(出雲大社HP神在祭ページ)を参照して頂くとして、本記事では1シーズン1出雲大社に参ってる縁結び系女子神楽オタ(←今つけた)が、フォトジェニックなスポットやお土産などなどをディープに紹介して行きたいと思います!!!集え!!インスタ女子達よ!!!

 

 

 

 

出雲大社 初めてのお参り編~

基本のお参りルートは出雲観光協会さんのHPを見ながら回られると大変分かりやすいかなと思うのでリンクを貼らせて頂きました。

 

1.勢溜(せいだまり)の正門鳥居 

まずは、「勢溜の正門鳥居」から入りましょう。f:id:iwamikaguraota:20171201002040j:plain

↑人ががっつり映り込んでない写真が無かったので、出雲観光協会さまHPからお借りしました。こういう写真、今となってはなかなか撮れないな…。みんなここで自撮るからな…。

一畑電鉄・市営バスの方は降りてすぐなので発見しやすいですが、車でお越しの方は駐車場が遠いので分かりにくいんですよね~。間違って神楽殿から拝観しちゃうケースが多い気がします…

ちなみに、振り返ってみるとこういう感じ。

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この日は天気がピーカン(死語)だったので、縁結び通りから「石の大鳥居」までくっきり見えました。空が青いなあ!!

この木の鳥居を境に神域へと足を踏み入れることになりますので、鳥居の前で一礼をして中に入らせて頂きましょう人んちに「お邪魔します」と一言断ってから入るのと一緒です。入る際の所作もあるらしいのですが、道の真ん中は神様がお通りになるのでそれを避けて、端から入り、端を歩くが守れていればOKかなと。ちなみに、私のおススメは右から入るです!!理由はすぐ後で。

 

鳥居をくぐった先は割と急な下り坂です。雨の日はスゲー滑りやすいのでお気を付けて。

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某ネズミの国で有名な話ですが、入場ゲートから入口までの道は登り坂になっている方がドキドキワクワクするんだとか。ちなみに神社は本来、鳥居から本殿までは登り坂となっているのが普通で、下り坂なのはここ出雲大社だけなんだそうですよ。なんだかドキドキワクワクするゥ!!

 

そして、この案外滑りやすい坂の右側に突然小さな社があるので、見落とさないで!!

 

2.祓社(はらえのやしろ)

「祓社」でしっかり心身の穢れを祓ってから本殿へ参りましょう。

私が右側通行をおススメするのは、足元に気を付けて下向いてると通り過ぎてしまうからです。経験則です。

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この祓社には祓戸神(はらえどのかみ)がいらっしゃいまして、お祓いするときに榊か幣(ティッシュがふんだんにあしらわれてそうな棒)で頭上をブンブンされた経験あるかと思いますが、それは我々に日々降り積もる穢れを祓い、清浄な身形に整えてから神様にお会いするためで、その榊や幣に宿る神様が祓戸神様です。また、祝詞の際にもまず祓戸神にその場を清めて頂いてから、お願い事を神様に申し上げます。よくよく聞くと最初の方に「はらえどのおおかみ~」って言ってるので要チェック。

祓う神様でいらっしゃるのですが、なんだか「整える」という印象の方がピッタリなんだな~。この場所に来るといつも背筋が伸びます。

あと、よく勘違いされるのですが、ここは二礼二拍一礼です。というか本・拝殿以外みんなそう

 

祓社で心身を清めて頂いたら、そのままずんずんと坂を下って行きます。 

途中、橋と池があるんですが、5月は菖蒲かあやめかさかきかよく分かんないけどとにかくめっちゃキレイです。風流もへったくれもない

坂を降りきると樹齢数百年の松並木が。壮観。

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この日は右の庭の奥に真っ赤な彼岸花が咲いていて、緑と赤の燃えるような対比が青空によく映えてとても印象に残りました。

途中、うさぎさんや大国主命銅像があるのでフォトジェニック狙えますよ☆

 

3.銅の鳥居

そして、やっとこさ出雲大社見えてきたかな~?と思うでしょうが、この次の鳥居をくぐらなければ本殿は見えない仕様になっています。何気にすごくないですか?

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この手前に手水舎があるので、手と口を清めます。やり方はさっきの出雲観光協会さんHPに。ハンカチ忘れたらえらい目に遭うので、忘れないように!!

この銅の鳥居にはしれっと重要な文が彫られていて、江戸時代初期の祭神は素戔嗚尊(スサノオノミコト)だったとかなんとか。創建以来ずっと大国主命だったのに、なんか中世らへんはスサノオになっちゃったみたいですね。

また、出雲大社と呼ばれるようになったのも実は最近で、それまではずっと杵築大社(きづきのおおやしろ)と言う名前だったそうです。(ブラタモリでもゆってた。)しかも、杵築大社は現松江市にある熊野大社から分流したもので、杵築大社が栄えるまでの長い間、出雲一之宮(出雲で一番の神社)は熊野大社だったと言います。いやはや、なかなか謎が深いですよね~、出雲大社!!*1

 

そしていよいよ、正面に見える拝殿で縁結びのお願いを………、まだしません。

あの、鳥居入ってすぐの建物は拝殿なのでね。確かにしめ縄はすごいので写真撮ってもらいたいんですが、私はいつもスルーなので写真すら撮っておりません。私の場合、拝殿は七五三の時に中に入って祈祷するor人が多すぎて本殿に近づけない時に拝むって感じですかね。ここで拝む時は大国主命様へのお祈りになるので、二礼四拍一礼です。 

 

そんな感じで拝殿の横をガシガシ歩くと、本殿が見えます。ちらっと急な階段がありますが、せっかく参らせて頂きましたので、できるだけ近くでお祈りしましょう!!ここでは心置きなく二礼四拍一礼をしてください。お祈りが終わったら二礼をしてその場を失礼します。

 

で!!!!!!

 

こっから本題!!!!!

 

ここまでで帰っちゃう人以外に多いですよね~。神門通りも行こうと思ったら何気に時間足りないですからね~。

 

だが!!!ここから先を行くと行かないとでは全然違~う!!癒され度合いが違う!!

 

というわけで、バスの時間があるから帰らないといけないよぅって人はここで帰ってもらって、次回は1シーズン1出雲大社な私がこっそりお教えする、めっちゃ癒されるまわり方をご紹介したいと思います。最低1時間はゆったり過ごすと、なんか色々回復すんだよな~。

 

たまにはそういうの、いいよね。

 

→癒しを求めて編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:熊野大社のこともいつか書きたいのですが、祭神は素戔嗚尊と櫛稲田姫と共に、伊邪那美大神が祀られています。すごくないですか!?イザナミに「火継式」に出雲一之宮とくれば、もう!ロマンしかない!!出雲最大の勢力を誇っていた意宇郡を束ねていたのが熊野大社だったと聞きますしね!ケーブルでもやってたし!!あと、お守りの櫛がインスタ関係なくとってもカワイイ。