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秋の夜長に勝手に石見神楽を解説しようじゃないか。

島根西部の伝統芸能・石見神楽を妄想と主観で解説してます。ビギナー向け。

【Q&A】こだまでしょうか。はい、そうです。

てことで、リハビリ記事第一弾は「神楽Q&A」をしようと思います。

はてぶには「アクセス解析」という機能がありまして、今アクセス数がなんぼだとか、どんな検索ワードでうちのブログに来ちゃったのかなとかが分かるようになってるんですが、突然なんだけどさ、あの、検索ワード、超面白いよね

なんか全然神楽と関係ないのにうちに来ちゃって申し訳ねー!!っていうのが多々ありまして、、、例えば「ジレ チョッキ ベスト 違い」とか!!本当に申し訳ない!!※ちなみにベストのフランス語がジレで、チョッキも含めたこの3つはほぼ違いがないんだってさ!!

ログイン状態で検索したものはちゃんと分からないようになってるので安心して頂きたいのですが(全体の約7割)、それ以外からのアクセスは検索ワードが分かるので、神楽についてみんなが気になっていそうなことを私なりにお答えしてみようかなと思いました。なので、別に質問をたくさん頂いたからじゃなく、私が勝手に疑問に答えるという自家発電的な、環境に優しい感じでやってみたいと思います。

 

ということで今回は「Q&A」ですが、いつも通り自問自答・自作自演の通常運転でお送りします

 

さて、本ブログで一番アクセス数が多いのは何といっても『滝夜叉姫』関連の記事でして、解説はおろか雑記を含んだ感想までよく読んで頂いております。まことにありがとうございます。

その中でもとりわけ「口上」でお越しになる方がホント多かった。これはねー、ある程度は予想してたんですけどねー、やっぱりかーって感じでした。

神楽のセリフである「口上」に関しては私もいつも悩むところで、全部現代語に翻訳して全編解説した方がいいのかなとも思ったり。

でもなー、歴史が長いとはいえ、口上も著作物に入ったりする場合があるので、全編公開するのはなー、ちょっとなー、気が引けるんですよね…。権利関係ってムズカシイよね…。なので、コメントで「この演目のこの部分なんて言ってますかねー」的な質問があれば、それに答えるという形がいいのかなとも思ったり。うーん。でもなー、神楽団さんによってセリフが多少違うからなー。ってゆうか口上が聞こえてる時点でビギナーさんではないような??うーん。難しいところです…。

どうしても気になる!という熱心な方は、矢富巌夫先生がお書きになられた『石見神楽』(山陰中央新報社 ,1985)にほぼ全ての演目の口上がフリガナ入りで載っていますので、とっても参考になるかと思います。また、島根県内の大きな図書館には研究や郷土資料のために実際神楽団で使われている「口上本」(神楽の台本のこと)が置いてありますので、機会があればそちらもご覧になってみてはいかがでしょう。

ちなみにわたしもこのブログ書くとき、図書館で口上本をコピーしたり神楽関連の本を借りたりしながらやってます。

 

※追記:コメントから指摘して頂いて気付いたのですが(ありがとうございます!)、私がなんでわざわざ紙媒体の資料をご紹介したかというと、ネット上に口上が無いからです!!一部分だけなら見かけますが、全編公開はされてないようなんですね。とっても需要あると思うので、ぜひ、ネット公開して頂けたらなと…。誰かお願いします…。

 

 

次に多かったのは『大江山』『大蛇』関連ですかねー。このへんはある程度、記事内でお答えできていたように思います。「神楽のオロチは一体どうなってるの?」という単刀直入な疑問には『大蛇図解』が分かりやすいかな。

そのほかは直接演目に飛んで来てるみたいなので、当ブログを楽しんでいただければそれで幸いですー。

 

あと面白いなーと思ったのは、神楽 とは 何っていうもうすげー根本的な疑問が何件かありました。ほんとそれな。わたしにもおしえておくれ。

神楽の起源は諸説ありますが、石見地方の観光サイトなどで上手にまとめられていますし、『滝夜叉姫』〈基礎編〉でもさらっと触れていますので、そちらをどうぞ。

でもねー、私も〈基礎編〉まとめながら思ったんだけどね…?はっきり言って、小難しいよね。初めて見る人「…だから、何??」って感じじゃない??!!「神楽は祭式の一つで~」「お祈りをして~」「ストーリー性のある演目もあって~」って言われても分かんないよ!って思いませんか!?カバンの中も机の中も探したけれど見つからないから踊るしかないみたいな気持ちになりませんか!??

なのでね!!神楽っていうのは、主にこうだから!!!!!!

 

神楽=「人外×人外」「人×人外」「人×獣」!!!

 

そう!!!!!!それがすべて!!!ここに新たなる公式が生まれたよ!!

大体こんな感じで戦ってると思って下されば結構。なぜ「v.s」ではなく「×」かといえばそれはわたしの趣味…って痛いよ!オロチの尻尾で殴らないで!!地味に痛いよ!

まぁそんな感じでね(←?)神楽ってのは本当に無限大だなってことがお分かりいただけたらそれでいいんですよ。それで幸せです。

 

あと、これは質問があったわけではないのですが、どうしても書いておきたいことがありまして。

 

KAGURA姫効果で「神楽始めたいな」って人、絶対いると思うんですよ。

なので、神楽をやってみたい人の参考になればいいなって、もうちょっとだけ色々書かせて下さい。

 

 

まず。

神楽をするには「神楽団」に所属する必要があります。フリーランスで神楽やってますって人はちょっとまだ聞かないですね。

神楽団にも色々あって、地元の大人が所属する「神楽団」や子供さん向けの神楽教室のような「子供神楽団」、高校・役場など所属団体内で結成されたものもあります。

また、広島のように若い人が主体となっているところや、逆に島根のような過疎地ではご年配の方々が中心となっているところ、それに加えて、コンテストで上位を狙うところ、秋祭りの奉納神楽がメインのところ、伝統芸能の存続が第一のところ、各団体によって年齢層や目的など実に様々なのです。

 

この中から自分に一番合った神楽団をすぐに見つけ出すのは、難しいですよね。

 

仕事との両立が大変だとか、とっても華やかだけど練習が超キツいとか、年配の方ばかりで気を遣うとかね。入ってから「あー、なんか違うかもな…」って思っちゃったり。

これは気持ちがよく分かるのですが、こういう芸事関連ってホント答えがない、ゴールがないので、「あっちの人はこういってた」「別の人はこれをしろっていった」っていうことが起きやすいんですよね。かといって実力至上主義ではなく年功序列だったりするし…。人間関係が原因になってやめてしまう場合も、やっぱりあるみたいです。

 

ここらへんのハードルが子供神楽ならかなり低いので、「神楽やりたい」っていうお子さんがいれば、子供のうちから稽古場の空気になれておく方が後々長続きしやすかったり、復帰しやすかったりするので、ご両親とよく相談してから神楽を習いに行くというのは、とても良い方法かなと思います。

 

で、もし、大人になってから「あ、神楽してみたいな」って方いらっしゃるなら、ちょっと一旦、深呼吸してもらえますか?

 

ノリと勢いで始めるぞー!!まずはやってみないと始まんねぇよ!!って人はどうぞどうぞ、やってみてください!!引きこもりコミュ障なのでそんな生き方にしびれるあこがれるゥ!!って感じで応援してます!!ぜひ、がんばって下さい!!

 

でも…、それってなかなか難しいですよね。よくわかります…。

それに、田舎ってそうは言っても閉鎖的な環境なので、些細なことが後々まで残ることがままあったりします。

これは私個人のおっせかいな意見なんですけど、神楽すごい好きなのに、やめちゃったということが気後れで神楽を見に行けないというのは、とても悲しいことだと思うんですよね。

 

だから、まず始める前によく見てほしいんです。

どんな舞をするのか、どんな社中さんなのか。どんな雰囲気を持っているのか。例えば伝手で聞いてみるのもいいでしょう。SNSで質問してもいいと思います。よくリサーチしてみてください。

 

神楽は、なくなったりしませんから。

ゆっくり選んで大丈夫です。

 

ここだ!と思えるところに出会ったら、連絡を取ってみてください。石見は基本的に後継者不足なので初心者歓迎のところが多いですし、練習も都合によって融通してもらえるとこもあるそうですよ。事前に色々聞いてみると安心だと思います。

 

わたしも「そんなに好きなら入れば?」ってよく言われるんですが、いやー、たしかに食い入るように見てるけどね、「うひゃひゃひゃひゃ!推しカプ!」とかそういう暴走テンションで見ちゃうのでね…、神様に失礼極まりないなと思い謹んでおりまして。

見るだけでも十分楽しいんですが、こういうものはやはり、見るよりやる方が数倍も偉いと申しましょうか、舞手になるというのはそれだけで素晴らしいことです。

なので、ぜひチャレンジしてもらいたいな、と僭越ながら思っている次第です。

 

 

まぁ、神楽は神様のものなので、合う合わないって絶対出てきますから。人じゃなくて土地と合わない場合とかもありますから。

 

「ダメだったとしても、それはこの土地の神様にあんま気に入られなかったんだなー」っていうくらいの軽やかな気分で、その一歩が踏み出せますように!