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秋の夜長に勝手に石見神楽を解説しようじゃないか。

島根西部の伝統芸能・石見神楽を妄想と主観で解説してます。ビギナー向け。

【大江山雑学】私はピルクル派

本ブログを始めて1ヶ月が過ぎました。初めてスターやレビューを頂き、おっかなびっくり、大変うれしく思います。

特にコメントの方は、テンション崩壊気味なただの自己満ブログにお褒めの言葉を下さり、まことに感激しております。『大江山』、最後まで楽しめましたでしょうか?神楽を一層楽しむための手助けになりましたら幸いです。まだちょっと機能を使いこなせてないので、この場をかりてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 

 

少しずつではありますが、アクセス数も伸びてきております。本ブログに興味を持って下さった方、アホみたいな長文を読破して下さった方、間違ってクリックしちゃった方、お越し下さりありがとうございました。この調子でゆるゆるがんばっていきたいと思います。

 

 

さて、いつもは一日平均0~2アクセスというほぼ私の日記状態の本ブログでしたが、先週末は土日合わせて約50アクセスもありました!!どうした!?週末は多少アクセス数が増える傾向にあるんですけど、良くて8くらいだったのでただただ驚愕。

そのころ私は「ン゛のぼりくるゥ!!のぼりくるゥ!!」と言いながら、「あーあー、もう1、2コでやめちまおうかな~」(←ただの飽き性)と前回記事を書いてたのでドキドキが止まらなかったです。

いやほんと、こちらこそタイムリーにヤル気を頂きまして、みなさんには重ね重ねお礼申し上げます。

 

 

なんでこんな僻地・島根県西部の山の中みたいなブログに迷いこんじゃったんだろうとアクセス解析してみると、みなさんなんだか『大江山』が気になるらしい…。そしてその理由は、ちょうど石見ケーブルビジョンで去年の競演大会の様子が放送されていたかららしい…。そして私は「ン゛のぼりくるゥ!!」と言いつつ前回記事を書きながら、実はこの模様をバッチリ見てました(笑)。

 

大都神楽団さんによる『大江山』、面白かったですね!!キャリア的にはまだまだ新生(注:他が超長いだけ)ですが、ほぼ毎週末、道の駅などで公演を積み重ねてらして、貫禄出てきたな!!って感じでした!お客さんとの距離感も絶妙でとっても楽しかったです。

ただ、どーーーしても気になるところがありまして、あの、例の宴会シーンあったじゃないですか、きゃわゆい子鬼さんがヤクルト飲んでたじゃないですか、あのとき、あまりにもナチュラルにヤクルト出てきたから、その瞬間頼光がヤクルトレディにしか見えなくて(ごめんなさい)。山伏版リュックに保冷機能ついてそうだなって(ごめんなさい)。

 

何はともあれ、大都神楽団さんこれからも応援してます!!!どうかご無礼お許しください(平謝り)。小鬼さんたちも腸内環境整えて立派な鬼になってね!!

 

 

ってなわけで、今回はみなさまのニーズにおこたえしてもう少し『大江山』やります。こらそこ、下心丸出しとか言うんじゃありません。ヤクルト飲んでおとなしくしてなさい!

 

 

前置き長かったから、サクッと行くよ!!それでは、レッツ雑学!!

 

まずはおじさんいろいろから。

本ブログでおじさんといえば、かの有名な八幡大明神おじさんのことを指します。(理由は【大江山解説】【紅葉狩解説】参照。)

前回私は「おじさんの正体は八幡大菩薩の権化とか遣いですぅー」と紹介しましたが、なんかいろいろ設定が違うじゃないですか。農民とか長老とか周辺住民とかなんなんだ!!さんそうろう、それがしは一体誰なんじゃい!!

でもまぁ、ここらへんは創作の範囲内。『戻り橋』や『羅生門』に比べれば、おじさんいろいろなんてきゃわゆいものです。さっと流しましょう。

 

ここで一行に渡される胡散臭いスペシャルなお酒の銘柄は「神便鬼毒酒(じんべんきどくしゅ)」。読んで字の如しです。wiki先生にも同じ記述があったので、これは元のお話準拠でしょう。この設定はどこの神楽団でも一緒。違うの聞いたことないなー。

なんで“便”なんだろうと国語辞典を引きますれば、“便”とは都合のよいものという意味を持つらしい。「便利」とかあす楽便とか。このお酒やっぱりヤクルトだったんじゃ…?腸内環境を良くするんじゃ…?と思った私を誰か生温かい気持ちで許してください。

 

そんなこんなで鬼の棲処に辿り着いた一行は、宿敵・酒呑童子と対峙します。

この鬼面は酒呑童子面」といいまして、大きくて真っ赤な顔が特徴的。鬼面の中では珍しく、異様さや不気味さのない恐ろしくもたくましい顔つきをしています。ラグビー部のキャプテンみたいな感じだよね。(※イメージです。)

それがなー、最近は顔が赤くなくてギョロギョロした面が多いんだよなー。酒呑童子はお酒に鉱山!!真っ赤で精悍なお顔じゃないとダメなんだから!!あ、大都さんは酔っ払ってからちゃんと真っ赤な面に変えてたね!目も光ってたね!(ヨイショ!!)

 

酒呑童子面」はバカでかくて踊るの大変そうですが、最近は広島の影響あってか、さらに巨大化の傾向にあります。

本来ならば、面は演目が進むごとに大きくなるという決まりごとがあるそうなんですが、酒呑童子でMAXのような気もするし、この決まりをきっちり守ってるとこもあんま見たことないような?髪の毛がブワァッサァァッ!ってなってるから大きく見えるだけなのかな??*1

親分は周りの子分たちに負けないよう迫力MAXでないといけませんので、面が巨大化していくのはある程度仕方ないかなと思ったり。

 

ところで、お面って面白くないですか??お面についてのアレコレ、いつかちゃんとやりたいです。いつか。

神楽面って基本顔一緒じゃね?使いまわしてね?って思っちゃうけど、それは勘違い。よーく見ると全員顔違うんだなー。すごいでしょ。

演目を追うごとに面が大きくなるというのも、若かりし日の八幡おじさんの武勇伝・『弓八幡』の「八幡面」はなんでもオリーブオイルかけちゃいそうな超小顔だけど、『大蛇』の須佐之男命さまはお顔もおヒゲもドォォン…!!って感じですよね。個人的には『鍾馗』の鬼・「疫神面」が意外に大きいことにびっくりです。鍾馗の鬼は小さいイメージだったので。

 

話を戻して次は宴会シーンについてのはなし。

この前、記事書きながら色々調べて思ったんですけど…、なんか…、広島と全然違う。え?これ『大江山』?ってレベルで違う…。まじか…。

「登場人物みんなでワイワイするのが『大江山』の魅力ですぅー」って紹介したのに、鬼が3匹のとこもあったし、宴会シーンも短いし、どちらかというと身バレをごまかす尋問シーンが見せ場なのかな。確かに緊張感のあるシーンだけど、全員でグダグダするあの感じが良いんだよ…、お客さんもグダグダ楽しむのが良いんだよ…。

これなら『戻り橋』や『羅生門』の方が人気なのも頷けます。女形に面の早がえにドラマチックですもんね。

ちなみに、『戻り橋』『一条戻り橋』『茨木』羅生門『羅城門』、『大江山』から数年後の頼光最後の大一番『土蜘蛛』葛城山だったりと、演目名がいっぱいでややこしやー、ややこしやー。

 

まぁ今回一番の驚きは、たまに金太郎氏が消えることだね。

私と同じくらい金太郎氏の扱いが雑でびっくり。市場競争に淘汰されてまさかの金太郎 instrumental ver.もあるんですが、いないならいないで問題はなかった(爆)。

それに対し、石見神楽は専用の衣装があるくらい金太郎氏大好きで、衣装に金!!って書いてあって、ちょ!そんなとこに金!ってやっぱり金太郎氏は大事なお宝すみませんすみません自重しますごめんなさい痛いので大蛇のしっぽでぶたないでくださいヤクルトあげますから許してください。

 

(・・・金太郎氏がいないと見応えが減っちゃうなぁ、ってちゃんと思ってるよ。←ツンデレ

 

最後にみなさんが一番気になっているのは蜘蛛の糸と仕掛けでしょう。

蜘蛛の糸はまんま「蜘蛛の糸」あるいは「投げ糸」という名前です。ググったら「ペーパーストリーマー」っていうカッチョイイ呼び方もあった…。「あす楽」なら翌日お届けも可能ですので、ご家庭でもお楽しみいただけます。

蜘蛛が天井をバーッってなる演出は中にドローンでも入ってんのか?と思いますよね。実は客席側から天蓋(舞台上部にある、クリスマスカラーのヒラヒラがいっぱいついた天井。) をつたって幕内へと紐が通してあり、演目の前に客席側にいる蜘蛛の留め具を外し、口寄せシーンで幕内側から紐を引っ張るという単純な仕組みになっています。知らなかった!!

でもいつかドローン型蜘蛛とか発明されそうな気がしません?それならホール公演でも蜘蛛が見れるのでとっても嬉しいな!!

 

 

ざっとこんなもんですかね。モヤモヤにお答えできましたでしょうか?

 

今回はいつにも増して大変失礼な内容になりましたが、はじめが真面目すぎたのと、腸内細菌が不足していたのが一番の原因だと思われます。

関係各位の皆さま、大変申し訳ございませんでした乳酸菌とって深く反省したいと思います。

 

 

 

 

 

ビスコ食べて強い子になります。

 

*1:追記:この決まりは石西地方特有のものだそうですね。益田~西浜田は面が超巨大なことで有名です。体の半分くらいあるんじゃ…??ってくらいバカデカい。一方、石央地方、特に大元神楽はあんまり面を使用しないので、私が疑問に思ったのも当たり前でした。鍾馗大臣も面を付けずに舞いますからね。頸椎に優しい感じです。